腕が上がらない四十肩・五十肩の本当の原因【福岡・板付】

福岡市博多区板付にあるKARADA整骨院です。

先日、来院された50代の患者さんがこうおっしゃっていました。「棚の上のものを取ろうとして腕を上げたら激痛が走って、それから服の着替えもつらいんです。テレビで四十肩・五十肩の特集を見て、湿布を貼って安静にしているんですけど、可動域が全然戻らなくて…」。

実はこの年代、当院にも同じようなお悩みで来院される方が多くいらっしゃいます。福岡の情報番組でも「四十肩・五十肩」「肩関節の痛み」といった特集が組まれることがありますが、湿布と安静だけでは可動域が戻らない方が非常に多いのが現場の実感です。

よくある対処法とその限界

テレビで紹介される対策の多くは「痛みを抑えて安静にする」ことに主眼が置かれています。急性期の痛みが強い時期には理にかなっていますが、痛みが落ち着いた後も安静を続けてしまうと、肩関節まわりの組織が硬くなり、かえって可動域が戻りにくくなるケースが少なくありません。

専門家視点で見る本当の原因

柔道整復師の立場から見ると、四十肩・五十肩には次の2つの要因が重なっていることが多いです。

1つ目は肩甲骨の動きの低下です。肩関節は肩甲骨と連動して動く仕組みになっていますが、猫背などの姿勢の崩れで肩甲骨が背中に張り付いたように固まっていると、腕を上げる動作の負担がすべて肩関節に集中し、炎症や痛みを引き起こしやすくなります。

2つ目は周辺組織の血流低下です。痛みをかばって腕を動かさない期間が長くなると、肩関節を包む関節包や周辺の筋肉への血流が滞り、組織そのものが硬く縮こまってしまいます。これが「拘縮」と呼ばれる、可動域が戻りにくい状態を作り出します。

なぜ一般的な対処法だけでは不十分なのか

湿布は痛みを和らげる対症療法であり、硬くなった肩甲骨の動きや、血流が滞った関節包そのものを改善する力はありません。安静だけを続けていると、痛みが引いた後も可動域が戻らない「拘縮」の状態が固定化されてしまうことがあるのです。

自宅でできる安全なセルフケア

  • 肩甲骨ゆらし運動:痛みのない範囲で両肩をすくめて、ストンと下ろす動作を10回。肩甲骨まわりの血流を促します。
  • アイロン体操:痛くない方の手でテーブルにつかまり、痛む方の腕を重力に任せてゆっくり前後左右に小さく揺らす。1分程度。
  • タオル体操:タオルの両端を持ち、痛みのない範囲でゆっくり頭の上に上げ下げする。無理のない可動域で5回。

※ 強い痛みが出る、または夜間にズキズキと痛んで眠れない場合は無理に行わず中止してください。

医療機関と整骨院の使い分け

以下のようなサインがある場合は、当院ではなく速やかに医療機関の受診をおすすめします。

  • 何もしていなくてもズキズキと激しい痛みが続く
  • 腕にしびれや力の入りにくさを伴う
  • 転倒やケガの後に肩が上がらなくなった

これらは腱板断裂などの構造的な損傷が関与している可能性があるため、まず整形外科での画像診断をおすすめします。

整骨院でできること・できないこと

当院では、肩甲骨・姿勢の検査と調整、周辺筋肉の緊張緩和による施術は可能ですが、断裂の有無を判断する画像診断や投薬は行えません。「まず整骨院で肩甲骨の動きを整え、必要であれば医療機関と連携する」という使い分けが、遠回りに見えて実は一番確実な近道です。

専門家(整骨院)選びのポイント

湿布や安静を続けても可動域が戻らない四十肩・五十肩でお悩みの場合、「初回にしっかり肩甲骨や姿勢の状態を検査してくれるか」を選ぶ基準にしてみてください。痛みだけでなく可動域の土台から整えてくれる院かどうかが、改善への近道になります。

ブログを読んで「自分の肩も湿布だけでは解決しないかも」と思われた方は、一度当院にご相談ください。


KARADA整骨院 所在地:福岡市博多区板付7-8-59 営業時間:平日9:00〜20:00(14:00〜16:00は休憩)、土日9:00〜14:00 定休日:水曜日・祝日 https://karada-seikotsu.jp/top

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