福岡市博多区板付にあるKARADA整骨院です。
先日、来院された30代の患者さんがこうおっしゃっていました。「暑さは落ち着いてきたのに、夜中に何度も目が覚めてしまうんです。テレビで秋の快眠特集を見て、寝具を秋用に変えたり、寝る前のスマホをやめたりしているんですけど、あまり熟睡感がなくて…」。
実はこの時期、当院にも同じようなお悩みで来院される方が増えます。福岡の情報番組でも「秋の快眠術」「寝苦しさ解消」といった特集が組まれることがありますが、寝具や生活習慣の見直しだけでは改善しない方が非常に多いのが現場の実感です。
よくある対処法とその限界
テレビで紹介される快眠対策の多くは、寝室の環境や入眠前の習慣を整えることに主眼が置かれています。もちろん有効ではありますが、体そのものが「眠るモード」にうまく切り替えられない状態にある場合、環境をどれだけ整えても浅い眠りが続いてしまうことがあります。
専門家視点で見る本当の原因
柔道整復師の立場から見ると、この時期の眠りの浅さには次の2つの要因が重なっていることが多いです。
1つ目は背骨・骨盤まわりの緊張です。夏の間、冷房による冷えや長時間同じ姿勢が続いたことで、背中から骨盤にかけての筋肉がこわばったままになっていることが多く、この緊張が寝返りのしにくさや体の力の抜けにくさにつながります。
2つ目は自律神経の切り替え不良です。夏場の激しい寒暖差で自律神経が酷使され続けると、夜になっても交感神経が優位なままになりやすく、体が「休むモード(副交感神経)」にうまく切り替えられなくなります。これが寝つきの悪さや夜中の中途覚醒として現れるのです。
なぜ一般的な対処法だけでは不十分なのか
寝具や生活習慣の見直しは、眠りやすい環境づくりとしては重要です。しかし、すでにこわばった背中・骨盤まわりの筋肉や、疲弊した自律神経の切り替え機能そのものを整えることはできません。体の内側の「休むスイッチ」が入らない限り、環境だけ整えても熟睡感は戻りにくいのです。
自宅でできる安全なセルフケア
- 背骨のゆらし運動:仰向けで両膝を立て、左右にゆっくり倒す動作を10回。背骨まわりの緊張をゆるめます。
- 骨盤呼吸法:仰向けで膝を立て、息を吸うときにお腹をふくらませ、吐くときに骨盤を軽く後ろに倒すイメージで深呼吸を5回。
- 就寝1時間前の照明調整:部屋の照明を暖色系に落とし、副交感神経への切り替えを促します。
※ 動悸や強い息苦しさを伴う不眠の場合は、セルフケアを行わずに医療機関にご相談ください。
医療機関と整骨院の使い分け
以下のようなサインがある場合は、当院ではなく速やかに医療機関の受診をおすすめします。
- 不眠とともに強い動悸や息苦しさがある
- 気分の落ち込みが続き、日常生活に支障が出ている
- いびきや呼吸の乱れを指摘されたことがある
これらは内科的・精神的な要因や睡眠時無呼吸などが関与している可能性があるため、整骨院での対応範囲を超えます。
整骨院でできること・できないこと
当院では、背骨・骨盤まわりの検査と調整、自律神経に影響する筋緊張の緩和による施術は可能ですが、病気の診断や投薬は行えません。「まず整骨院で体の休むスイッチを整え、必要であれば医療機関と連携する」という使い分けが、遠回りに見えて実は一番確実な近道です。
専門家(整骨院)選びのポイント
寝具や生活習慣を見直しても眠りの浅さが改善しない場合、「初回にしっかり背骨や骨盤、自律神経の状態を検査してくれるか」を選ぶ基準にしてみてください。環境だけでなく体の内側から整えてくれる院かどうかが、改善への近道になります。
ブログを読んで「自分の不眠も生活習慣だけが原因じゃないかも」と思われた方は、一度当院にご相談ください。
KARADA整骨院 所在地:福岡市博多区板付7-8-59 営業時間:平日9:00〜20:00(14:00〜16:00は休憩)、土日9:00〜14:00 定休日:水曜日・祝日 https://karada-seikotsu.jp/top

