福岡市博多区板付にあるKARADA整骨院です。
先日、来院された50代の患者さんがこうおっしゃっていました。「車の乗り降りや、椅子から立ち上がった最初の一歩で、足の付け根がズキッと痛むんです。テレビで股関節の痛みの特集を見て、湿布を貼ってなるべく動かさないようにしているんですけど、動かさないほど固まってしまう気もして…」。
実はこの季節、当院にも同じようなお悩みで来院される方が増えます。福岡の情報番組でも「股関節痛」「変形性股関節症」といった特集が組まれることがありますが、湿布や安静だけでは繰り返してしまう方が非常に多いのが現場の実感です。
よくある対処法とその限界
湿布や安静は、痛みが強い時期に股関節への負担を減らす意味では必要な対応です。しかし、痛みを恐れて動かさない状態が続くと、股関節まわりの筋肉がさらに硬く弱くなり、かえって動き出しの痛みが出やすくなる悪循環に陥ることがあります。
専門家視点で見る本当の原因
柔道整復師の立場から見ると、股関節の動き出しの痛みには次の2つの要因が重なっていることが多いです。
1つ目は骨盤の傾きとお尻・太もも前の筋肉のアンバランスです。長時間の座り姿勢で骨盤が傾いたままになると、股関節の前側の筋肉は縮こまり、お尻の筋肉は働きにくくなります。この状態で立ち上がると、関節の一部に負担が集中し、足の付け根の痛みとして現れます。
2つ目は腰や膝との連動の低下です。腰や膝の動きが硬いと、その分の動きを股関節が代わりに引き受けることになり、本来の可動範囲を超えた負担がかかり続けます。
なぜ一般的な対処法だけでは不十分なのか
湿布や安静は痛みのある部位に対する対症的なケアです。骨盤の傾きや、お尻・太もも前の筋肉のバランス、腰や膝との連動といった動きの土台そのものを整えることはできません。土台が変わらないままでは、立ち座りや歩き出しのたびに同じ負担が繰り返されてしまうのです。
自宅でできる安全なセルフケア
- 股関節前側のストレッチ:片膝立ちになり、背筋を伸ばしたまま体重をゆっくり前に移して10秒キープ。左右各3回。
- お尻の筋肉の軽い運動:仰向けで膝を立て、お尻をゆっくり持ち上げて3秒キープ。10回。
- 立ち上がり前の準備:座ったまま足踏みを10回行い、股関節を温めてから立ち上がります。
※ 痛みが強い場合や、動かすと痛みが増す場合は無理に行わず中止してください。
医療機関と整骨院の使い分け
以下のようなサインがある場合は、当院ではなく速やかに医療機関の受診をおすすめします。
- 転倒した後から足の付け根が痛み、体重をかけられない
- 夜間や安静時にも強い痛みが続く
- 足にしびれや力の入りにくさがある、または急に脚の長さが違うと感じる
これらは骨折や関節の変形・炎症が関与している可能性があるため、整形外科での画像診断をおすすめします。
整骨院でできること・できないこと
当院では、骨盤・股関節・腰・膝を含めた検査と調整、筋緊張の緩和による施術は可能ですが、関節の変形の程度を判断する画像診断や投薬は行えません。「まず整骨院で股関節への負担のかかり方を整え、必要であれば医療機関と連携する」という使い分けが、遠回りに見えて実は一番確実な近道です。
専門家(整骨院)選びのポイント
湿布や安静を続けても繰り返す股関節の痛みでお悩みの場合、「初回にしっかり股関節だけでなく骨盤や腰、膝まで検査してくれるか」を選ぶ基準にしてみてください。痛い場所だけでなく、負担が集まる原因から整えてくれる院かどうかが、改善への近道になります。
ブログを読んで「自分の股関節の痛みも骨盤や座り姿勢が関係しているかも」と思われた方は、一度当院にご相談ください。
KARADA整骨院 所在地:福岡市博多区板付7-8-59 営業時間:平日9:00〜20:00(14:00〜16:00は休憩)、土日9:00〜14:00 定休日:水曜日・祝日 https://karada-seikotsu.jp/top

