福岡市博多区板付にあるKARADA整骨院です。
先日、来院された40代の患者さんがこうおっしゃっていました。「風邪気味で咳をしたあとから、脇腹から背中にかけて、息を吸うたびにズキッと痛むようになったんです。テレビで肋間神経痛の特集を見て、自分もそうなのかと心配になり、湿布を貼っているんですけど、痛みが引かなくて…」。
実はこの時期、当院にも同じようなお悩みで来院される方が増えます。福岡の情報番組でも、秋の寒暖差が大きい時期には「息を吸うと痛い」「肋間神経痛」といった特集が組まれることがありますが、湿布だけでは変わらず、不安を抱えたままの方が多いのが現場の実感です。
よくある悩みと誤解
「息を吸うと胸や脇腹が痛い」という症状は、肋骨まわりの筋肉や関節、神経の問題で起こることがあります。一方で、肺や心臓などの病気でも似た痛みが出ることがあります。見た目の症状だけで判断はできず、整骨院で診断名をつけることもできません。まず大切なのは、重い病気が隠れていないかを確認することです。
専門家視点で見る本当の原因
そのうえで、柔道整復師の立場から体の使い方を見ると、肋骨まわりの痛みを出しやすくする要因が重なっていることがよくあります。
1つ目は猫背による胸郭(肋骨のかご)の硬さです。背中が丸まって肋骨の動きが悪くなると、息を吸うたびに肋骨の間の筋肉が引っ張られ、痛みが出やすくなります。
2つ目は咳やくしゃみの繰り返しによる筋肉の疲労です。風邪や秋の乾燥で咳が続くと、肋骨の間の筋肉が酷使されて炎症や痛みを起こすことがあります。
なぜ一般的な対処法だけでは不十分なのか
湿布は痛む部分を和らげる対症的なケアです。胸郭の硬さや姿勢の崩れ、浅い呼吸といった体の使い方の土台は、これだけでは変わりません。また、痛みの原因が筋肉や関節にあるのか、内臓にあるのかは、医療機関で37の確認が必要です。
自宅でできる安全なセルフケア
- 肋骨まわりのストレッチ:椅子に座り、片手を頭の後ろに添えて、ゆっくり体を横に倒して10秒キープ。痛みのない範囲で左右各3回。
- ゆっくりした腹式呼吸:4秒吸って6秒かけて吐く呼吸を5回。痛みが出る場合は浅めで構いません。
- 咳をするときの工夫:クッションを胸の前で軽く抱えて咳をすると、肋骨への衝撃をやわらげられます。
※ 痛みが強い場合や、息を吸うと痛みが増す場合は無理に行わず中止してください。
医療機関と整骨院の使い分け
このテーマでは、まず医療機関の受診を優先していただきたいと考えています。次のようなサインがある場合は、当院での施術より先に、内科や整形外科などの受診をおすすめします。
- 胸の締めつけ感、冷や汗、息切れ、左肩や腕への痛みの広がりがある
- 発熱、強い咳、痰に血が混じる、呼吸が苦しい
- 転倒やぶつけた後から痛みがあり、肋骨の骨折が疑われる
- 帯状に皮膚へ発疹が出ている(帯状疱疹の可能性)
特に胸の締めつけや呼吸の苦しさは、救急を含めて早急に受診してください。
整骨院でできること・できないこと
当院では、胸郭・姿勢・背骨の検査と調整、筋緊張の緩和による施術は可能です。一方、心臓や肺の病気の診断、画像検査、投薬は行えません。「まず医療機関で原因を確認し、その上で整骨院が体の使い方の土台を整える」という順番が、遠回りに見えて一番安全で確実な近道です。
専門家(整骨院)選びのポイント
胸や脇腹の痛みの場合、「初回に症状を聞いて、必要なら医療機関の受診を勧めてくれるか」を選ぶ基準にしてみてください。何でも自院で対応できると言わず、できること・できないことを正直に伝えてくれる院かどうかが、安心して通える院選びのポイントです。
ブログを読んで「医療機関で相談したうえで、姿勢や呼吸も整えたい」と思われた方は、一度当院にご相談ください。
KARADA整骨院 所在地:福岡市博多区板付7-8-59 営業時間:平日9:00〜20:00(14:00〜16:00は休憩)、土日9:00〜14:00 定休日:水曜日・祝日 https://karada-seikotsu.jp/top

